2010年7月26日月曜日

[Mac OS X]: Kasperskyが重くて色々と不具合が起きる時には

最近Mac OS X用のアンチウイルスソフトとしてKaspersky Anti-Virus (Mac OS X)を使い始めたのだが,どうもこいつがお行儀が悪い.
具体的には,常にCPUの1コアを占有して100%の負荷がかかった状態になり,バッテリをバカ食いしてしまうというもの.
もちろん,CPUを1コア占有しているので,他の処理もそれに引っ張られて重くなってしまっている.

最初は定期的に行われる全スキャンか何かが原因かと思ったのだが,数日たっても一向に終わらないので何かおかしいと思っていた.
その内SpacesやExposeの挙動までおかしくなり始め,にっちもさっちも行かなくなってしまった.
そんな時の対処法をまとめてみた.






まず,Kasperskyが本当に悪さをしているのかどうかを確かめるには,アクティビティモニタから「kav」というプロセス名のプロセスを探す.これがKasperskyのバックグランドプロセス名だ.


こいつのCPUが100近くリソースを消費していれば,何かがおかしい可能性がある.もちろん単に全スキャンを実行している最中だったりすることもあると思うので,一概には言えない.

次に,DockやExposeの不具合の原因がKasperskyの原因にあるかどうかを確かめるには,一時的にKasperskyを無効にしてみればわかる.
Kasperskyをインストールしてあれば,メニューバーにKasperskyのアイコンがあると思うので,その中から「プロテクションを無効にする」を選択する.


プロテクションを無効にした直後にSpacesやExposeの動作が正常化した場合,不具合の原因がKasperskyにあることが予想される.

次に,Kasperskyの設定を見なおしてみる.下図のアイコンをクリックしてKasperskyの環境設定を開く.


次に「プロテクション」タブの「セキュリティレベル」にある「カスタマイズ」ボタンをクリックする.
その中に「スキャン範囲」という項目があるのだが,ここから「全てのネットワークドライブ」のチェックを外す.


これで,TimeCapsuleなどの大容量ネットワークドライブが接続してある時に,そちらをスキャンしにいくようなことは無くなった.
僕の環境ではこの設定にしてから,とりあえず今のところは再び暴走すること無く動作している.

全ての不具合の原因がこれとは限らないが,KasperskyとTimeCapsuleなどの大容量NASをネットワークドライブとして運用している人は設定を見なおしてみると良いかもしれない.

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